出典: Livedoor news
今回はネットで話題になっている、デンベレ選手とグリーズマン選手の差別的発言について、2人のホロスコープから性格と気質、問題が起こった背景などについて考えてみたいと思います。
あまり差別的な問題について関わろうとは考えていなかったのですが、何度もYouTube動画のおすすめにこの二人の名前が出てくるため、何らかの伝えたいことがあるのだろうと思い、2人のホロスコープを作って見ました。
日本に対する嫌悪や苛立ちの理由
事の発端は、2019年にデンベレ選手とグリーズマン選手がプレシーズンツアーで来日した時の動画が流出してしまったことの様です。
ホテルの一室でサッカーゲームの言語をフランス語に設定しているホテルのスタッフを撮影し、スタッフの顔や言語について屈辱的な発言をしたと言われています。
この発言に対する受け止め方は賛否両論ある様です。大半は日本人に対する差別だという認識ですが、一部はただの悪口という捉え方をしている人もいる様です。
ホロスコープで見る限り、この2人はとても良く似た要素を持っていると感じます。
アジア人全般というよりは、日本や中国に対して嫌悪的な感情を抱いている可能性はとても高く、特にデンベレ選手は日本を下に見ている(見下している)という印象がホロスコープから感じられます。
この2人が所属するクラブには、楽天やコナミなど、日本企業がクラブのスポンサーとしてついている様です。
このようにアジア企業から報酬を得られやすい星周りなのですが、内心ではそのために何かを犠牲にしたり、我慢しなければならないことがあるのかもしれません。
アジア圏の企業がクラブのスポンサーであることに対し、もしかすると屈辱的に感じていた可能性も考えられます。
それは(自分たちにとっては意味の分からない)日本語の社名が入ったユニフォームを着用しなければならないことかもしれませんし、ヨーロッパ人にとってはヘイトの対象である、アジア人から報酬を受け取ることかもしれません。
そして日本滞在時においての出来事というのも注目すべきポイントです。日本に滞在中、恐らく自身のフランス語が全く通用しないこと、また言語のみならずホテルのスタッフの対応においてもそうですが、思い通りにならないことが多く、苛立ちを感じていた可能性があるでしょう。
私はフランス語圏でフランス語を学習していた経験があり、何名かフランス人と接したこともあります。
「フランス人は~」というステレオタイプ的な話をするつもりはありませんが、フランス人は一般的に自分たちの文化に強い誇りを持っており、それ以外を蔑む傾向があることは以前から知っていました。
ですので、この動画を見たところで全く驚きませんし、フランスにはそういう人がいてもおかしくないよね、程度の反応です。
2人の宿命的な特徴と違い
ただ不思議なことに、動画の中で差別的な発言をしているのはデンベレ選手のみであり、グリーズマン選手はただニコニコとしている姿が写されているだけです。
デンベレ選手の差別的発言に同調している様に見えるため、批判されているのでしょう。
この2人のホロスコープは部分的に非常に良く似ているところが特徴です。
デンベレ選手、グリーズマン選手のどちらも気性が激しく、非常に短気なパーソナリティであることが読み取れます。
仕事運に関しては、生来的に日本や中国などの企業から報酬が得られやすいという部分が一致しています。そしていずれ嫌気が差し、これらの企業とはご縁がなくなってしまいやすい部分なども共通しているかもしれません。
2019年は時期的に、デンベレ選手は金星・水星期、グリーズマン選手はラーフ・水星期でした。
今はデンベレ選手は太陽期であり、グリーズマンはまだラーフ期を過ごしています。
グリーズマン選手は差別的発言を一切していないにも関わらず、コナミから契約を解除されてしまいました。
グリーズマン選手はこの時期特有の現象が見られるのですが、対してデンベレ選手の方は向かうところ敵なしという印象もあり、この様な差別発言に対する批判もどこ吹く風、というしぶとさが感じられるのが対照的です。
デンベレ選手はまた、今回の発言は「日本ではなくてもどこでもあり得ることだ」と言っている様です。日本に対しての差別ではないと言いたげなのですが、日本に対して嫌悪感情があることは明らかでしょう。
この時期に2019年に撮影した動画がメディアで露になってしまったという理由として、何らかの陰謀説もあるようです。
特にグリーズマン選手をクラブから追い出し、代わりにメッシ選手を獲得したいという意図などが噂されています。
グリーズマン選手の地位や立場は不安定なものとなり、移籍などの可能性もあるでしょう。対してデンベレ選手はこの時期、思う存分能力を発揮できそうな展開となりやすいでしょう。
モラルやマナーに対する認知の違い
モラルやマナーという部分については、デンベレ選手に関しては期待はできそうにありません。
恐らく「自分の何が悪いのか」とすら思っていることでしょう。外部から指摘されて初めて、自分の発言は良くなかったと気づきもあるのでしょうが、自分の態度を改めようとは考えない人でしょう。
対してグリーズマン選手は、その点は違うという印象です。モラルやマナーについてはまだ良識を持ち合わせているかのように見えますが、立場上とても危うさを感じます。謝罪は行っても、どんどんと人が離れていきそうな、そんな感じもしています。
グリーズマン選手は生来的な仕事運も強くはありません。自分自身の立場が突然、外因的な理由で余儀なく変更されてしまいそうな、そんな印象もあります。
その要因の一つとして、言動を誤解されてしまいやすいこと、意思表示をハッキリと示すことができない自分の弱さ、曖昧さがあるようです。
実際にもグリーズマン選手は何も差別的な発言をしている訳ではないにもかかわらず、その部分について強く自己主張ができないままでいます。
今は責任を問われそうな時期でもあります。スポンサーに対してあるべき姿を求められますが、今回の件のように大衆から激しく非難されてしまうのは、生来的な性格の問題に加えて時期的な影響がありそうです。
セルフイメージの違い
同じ差別的な動画に収められた2人ですが、このように周囲からの扱いが異なる理由として、自分に対する評価・セルフイメージに違いがあることも関係しているでしょう。
デンベレ選手は何があっても絶対的な自信を持っているでしょうし、自分の行いは常に正しい(謝罪する必要はない)と信じているかのように見えます。
対してグリーズマン選手の方は、自信はそれほど感じられません。このように些細な事で自分の立場が揺らいでしまうことに不安を感じているでしょうし、過去の行いを責めるなどして、自身を否定する感情があるように感じます。
差別的発言を直接していないにも関わらず、グリーズマン選手が不利な状況に追いやられ、立場が揺らいでいる理由としては、グリーズマン選手の自己評価が元々低いことがあると考えられます。
人は、自分が考えているように他人からも扱われてしまう傾向があります。
ヨーロッパにおける黒人は差別されることが通常考えられるのですが、デンベレ選手はセルフイメージがとてもポジティブなものであるため、人種的な被害者意識は持ち合わせておらず、常に攻めの姿勢で人生を勝ち抜いてきたのかもしれません。
ヨーロッパ圏の黒人という人種的なハンデがあっても、自分に価値を見出せるかどうかで周囲からの扱われ方が全く違ったものになる部分が面白いと思います。