ここ最近のニュースで取り上げられる話題として、性加害の問題がありますが、それによって生じた「トラウマ」というワードが頻繁に使われていることに気づきます。
仕事柄、多くの芸能人と食事をする機会がありますが、あんなに酷い仕打ちを受けたのは私の人生で彼だけでした。
あの出来事がトラウマとして記憶に残り、ずっと苦しめられてきました。
それでも20年近く経っても彼の言動に苦しめられている人間がいる現実を知って欲しい
松本人志 元タレントが実名・顔出し告白「トラウマに苦しめられた」「あんなにひどい仕打ちを受けたのは彼だけ」
40年前のトラウマの記憶がいま蓋が開いてわっと出てきている。そこまでの影響を人に与え続けるのが性加害の破壊力
ジャニー喜多川氏は「小学生の息子を狙って2人きりになる機会を…」TBS「報道特集」が伝えた“被害者たちの本音”
松本人志さんによる被害を訴える多くの方は、最近の出来事というよりは8年前、20年前と年月が経過しており、ジャニー喜多川氏については40年以上にも前に遡ることが特徴的です。
私に依頼される相談者の中にもトラウマを抱えている方はおられたようですが、個人鑑定後、トラウマによる生きづらさを乗り越え、人生が好転した人、幸せになられた方もおられます。
その一方で、アドラー心理学などを取り上げ「トラウマは存在しない」と明言化する人たちもいるようです。
トラウマなど存在しません
今回のブログは長くなりましたので、前編と後編とに分けています。
前半部分では、トラウマの定義、トラウマの本質、「トラウマはない」と唱えるアドラーについての考察までもお伝えし、トラウマとは何かの全容が分かる構成となります。
次回の後半部分では、トラウマは何のためにあるのかの考察、またインド占星術の観点で見るトラウマやトラウマを引き起こす要因となる惑星やチャクラについて、最後にトラウマを乗り越えるための具体的な方法についてもお伝えしていきたいと思います。
そのためには、トラウマが何かを知ることの他、トラウマに囚われない生き方を選択していくことが必要となるのです。
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