今回は結婚における土星の影響について、私が鑑定を通じて感じたことを踏まえてお伝えしていきたいと思います。
私は、毎日寄せられるおびただしい数の電話鑑定やチャット鑑定を通じ、結婚についての悩み相談をインド占星術で提供してきました。
結婚に関するお悩み相談を数多く対応するにつれ、悩みの内容が大きく二つに分かれてくるかと考えています。
一つは、40代、50代になっても結婚相手が見つからないという悩み。
二つは、結婚相手やその家族と争いが絶えず、うまくいかないという悩み。
私は30代後半で結婚しましたが、晩婚であることの悩みや結婚相手との確執も経験したひとりです。
どちらも、お辛い悩みであることには変わりありません。
ところで、インド占星術では、この2種類の結婚について、どんな人がこのような悩みを抱えてしまいがちなのかを特定することができます。
それは、蟹座ラグナと獅子座ラグナに生まれた人たちです。
理由は簡単です。
インド占星術では、蟹座と獅子座のラグナ(アセンダント)の人は、出生図上の第7ハウスが遅延や停滞、カルマの学びを象徴する惑星「土星」に支配されているため、結婚においては晩婚や結婚相手や家族間における困難を経験する可能性があるためです。
結婚に関する悩みや困難がある人は、土星の時期に結婚するだけではなく、離婚する可能性も高いことが特徴です。
土星期は一般的に19年続きますので、結婚生活は悩みが多く、忍耐の時期となることが多いでしょう。
特に木星の時期に婚期を逃してしまった人は、土星の時期が婚期となるかもしれません。
ですが、土星の時期に成立する結婚を無駄に恐れる必要はありません。
土星がもたらす困難には、隠された意図があるためです。
その理由を詳しく見てみましょう。
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7室を土星が支配する星座:蟹座・獅子座
蟹座ラグナでは山羊座が7室を支配し、獅子座ラグナでは水瓶座が7室を支配します。
いずれの星座も、生真面目な性質があり、遅滞や停滞、困難の象徴とされる、動きの遅い惑星「土星」が、パートナーシップや結婚のハウスを支配していることになります。
土星の影響によるものは、大抵は結婚の遅れや、人間関係のトラブル、苦難をもたらしますが、その意図としては、