前回に引き続き、ミソジニーについてインド占星術の観点で考察していきます。
これは僕らの問題です
セクハラは「男性問題」というべきなのだから、男に解決してもらうほかない。
ようやく、最近になって若い男性たちが、女性の傍らに立って、「これは僕らの問題です」と発言するようになった。
「相手が上司の妻や娘だと考えたら」あるいは「自分の妻や娘が同じ目にあったら」という想定がある。
「相手が上司の妻や娘だと考えたら」手が出ないだろうというのは、女性の人権を尊重しているのではなく、その所有者である「上司」の権力を恐れているからだ。
(2572文字)
どんな意図で「これは僕らの問題です」と発言したのか真意は不明ですが、セクハラを自分事だと捉えられている男性はまだ少ないのかもしれません。
セクハラや性加害には、権力の有無が関わっていることを著者はしばしば述べていますが、権力を持ちたがる人物とは、結局は自尊心が低く、他者を見下すことでしか優越感を得られないのかもしれません。