私は過去、親(または義理の親)を介護しているという方を過去に鑑定したことがあります。
認知症を患っている親御さん、または脳梗塞の後遺症などで寝たきりの親御さんなどです。
インド占星術でどんなホロスコープなのかを見ていくにつれ、否応なしに介護を求められる人には共通する点が幾つか見られます。
①あるダシャーのタイミングに携わることになる
②本人は不本意に介護に携わっている(本来、やりたいことではない)
特に②に関しては顕著にホロスコープにも表れており「なぜ自分が親の介護など」という嫌悪感が感じられるのです。
私は数年前、仕事である介護施設へ出向き、そこで働く人たちにインタビューを行ったことがあります。
介護施設で働く人は、どんな意識をもって入居者に接しているのでしょうか。
その頃、介護施設での虐待のニュースなどもあり、ネガティブなこと、愚痴などを言われるのだろうかと懸念していたところ、まったく予想外の答えが返ってきました。
「人の最期を看取るのが、この仕事の大きな醍醐味なんです」と。
イキイキと、笑顔でそう仰られたことを覚えています。
介護を喜びとして携わる人と、嫌々ながら介護に携わる人の違いはここにあるようです。
嫌々親御さんの介護に携わらなければならない人には、あるカルマ(業)があります。
この世は因果応報ですので、一方的にどちらかが負担を強いられる、ということはありません。
「親の介護をさせられている」と被害者意識が強い人ほど、過去の行いを振り返ってみられるといいかもしれません。
今回は、親の介護をしなければならない人にどんなカルマがあるのか、お伝えしていきたいと思います。
その一方で、親の介護をする必要がない人も一定数おられます。
親の介護をする必要がない人には、親子関係において解消しなければならないカルマがありません。
補足として親子関係でカルマがない人の特徴についてもお伝えしていきます。
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