出典:日刊スポーツ
飯塚幸三被告へのメッセージ
ご遺族である松永拓也さんが、8月5日「飯塚幸三被告人へ」と題されたブログで「もう辞めにしませんか」と綴ったそうです。
事故が起こったのは2019年4月ですから、もう2年以上もこの事故に関わっていることになります。
車の不具合なのか、または飯塚被告の過失なのか、という所が論点になるようですが、最近では飯塚被告が非を認めるのか、認めないのか、という部分に論点が変わっている様に思います。
自分の非を認めようとしない相手に対し、2年以上もの間、怒りの気持ちを向け続けることは相当なエネルギーを費やすのではと察しますし、早く終わらせたいという気持ちも、最もなことだと思うのです。
飯塚幸三被告のホロスコープを改めて見ましたが、研究者として高い評価を得られる星周りであると共に、発想が凡人離れしており、世間一般的な常識、ルール、モラルというものを持ち合わせていないような印象もあります。
車を急発進させてしまった理由として「フレンチ(レストランの予約の時間)に遅れてしまうから」と言ったそうです。その焦りの気持ちから、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまったのでしょう。
飯塚幸三被告については、過去にも詳しく性格的な分析をしています。
内面に潜むカルマ的な感情
対してご遺族の松永拓也さんは、とても正義感が強く、あるべき姿を人へ求める傾向があるように感じます。
【全文】松永拓也さんの意見陳述 真菜さん莉子ちゃんとの幸せと、飯塚被告への憤り
こちらの文面には、松永さんの個性がとてもよく表れていると感じました。
真菜に交際を申し込みましたが、二度断られました。後で知ったのですが、真菜はお姉さんを白血病で亡くしており、ご家族のことを想うと、どうしても沖縄を離れる決断が出来なかったそうです。
その年の11月4日、これで駄目だったら諦めようと心に決め、3度目の交際を申込みました。真菜は、「今日は何日か知っている?11月4日だよ。『いいよ』の日だよ。」と照れくさそうに言い、交際を受け入れてくれました。言葉で言い表せないほど嬉しかったです。
奥様に交際を2度断られ、3度目にようやく振り向かせたというエピソードがあります。松永さんの粘り強さと行動力があったからこそ、最愛の女性を妻にすることができたのでしょう。
私は腎臓が弱かったのですが、彼女は「私が治してあげる」と宣言し、腎臓にいい料理を調べて実践してくれました。そのおかげで私は目に見えて元気になりました。
そして腎臓が弱いという部分について。ここに松永さんが手放さなければならない感情的なカルマが蓄積されているように感じます。
少し占星術的な解釈をすると、腎臓は7室が関わっています。
そして人の感情と臓器は密接に繋がっていると言われています。腎臓に問題のある人が抱える感情、それは「執着」です。
松永さんは恐らく、7室に関わる執着が強い方だと推測ができます。
それは「松永真菜さんを必ず自分のものにしたい」という執着として現れるのかもしれませんし、また「飯塚幸三被告に対して非を認めるまで責任を問い続ける」という執着にもなるのかもしれません。
(松永さんの生年月日は不明です。上記はあくまで推測に過ぎません)
この事故が教えてくれるもの
特定の物や人に対して強い執着を示す場合、本質を見失うこともしばしばあるようです。
私はあなたとは争い続けるためにエネルギーをこれ以上使いたくないのです。そんな事より、交通事故をひとつでも無くすための活動に全力を注ぎたいのです。
松永さんが仰るように、自分の非を認めようとしない頑なな相手に執着し続けるよりは、執着を手放していかなければならないタイミングなのかもしれません。
サイキックタロット・オラクルカードでも見てみました。
「Emotional Loss」が現れました。このカードからは「失ったものにフォーカスすることを止め、そこからの学びに気づいてほしい」と伝えてきています。
天は、こんな大掛かりで残酷な仕掛けをしてまでも、人に気づきを与えようとしているのでしょうか・・・
事故から今日までの歩み
2019年に厳罰処分を求める39万筆もの署名が集まったそうです。
また検察は今年7月15日、飯塚幸三被告に禁錮7年を求刑したようです。
“池袋暴走”飯塚幸三被告に禁錮7年 90歳でも“実刑判決”が濃厚な3つの理由
「過失犯の交通事故では異例の重い求刑だが、遺族の強い処罰感情にも配慮した格好だ。」とあります。
事故当時はメディア上で「元院長」などと呼ばれ、被告人と呼ばれることすら無かった飯塚被告ですが、この求刑は当初と比較すると大きな前進ではないでしょうか。
執着を手放すことで得られるもの
松永さんが飯塚被告に対し「できるだけの厳罰を」と願う背景には、それだけ怒りの感情が強く存在しているのでしょう。
また自分の非を認め、罪を償って欲しいというご遺族の方の気持ちは最もなことです。
ですが、世の中には理不尽であり、完全に思い通りにならないこともあります。
ヒューマンエラーに対してどこまで罰するのか、という意見もあるようです。
飯塚幸三被告の「無罪」主張を冷静に受け止めるべき理由
相手を強く罰したいという執着を手放すことで、松永さんはようやく前に進んでいけるのかもしれません。
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