私は幼少の頃から占いが好きで、占いの雑誌や本をその頃からたくさん読んでいました。
対して、私の父は私とは真逆であり、占いは一切信じない人でした。私が占いの雑誌を買うのを見るたびに、「また占い・・・」というような目で見られていたと思います(笑)
占いで未来を知ろうとする私に、ある時、父は言いました。
「未来が分からないから、人生は面白いんじゃないか」と。
何が起こるのかを先に知ってしまうと、面白くないというのです。
父は決して楽観主義者などではなく、どちらかといえば現実主義者であり「人生は全部自分の思い通りにはならない」と言っているような人です。
最近までこの父の考えには全く共感出来なかったのですが、最近それもそうかな、と思えるようになった気がします。
未来を知りたいと思うその心理には「この先に何が起こるのかが分からない」という不安があると思います。
そして何かが起こったときに「その出来事に対処できる自信がない」という人もいるでしょう。
そもそも自分に自信のある人は、占いなどは一切信じません。それは、自分を信じているからなんですね。
自分の人生に責任を取る覚悟があれば、人生に何が起こっても問題はないはずです。だから、自分の人生を達観していられるのです。
占い師の私がこんな話をする事は矛盾しているかもしれませんが、未知の事を全て知る必要はなく、分からない事は分からないままで良いこともあると思いますし、いつかわかる時が来る、と思いながら過ごしていると、ある時、分かるタイミングが来たりします。
「未来は分からないから面白い」と思えたとき、それは自分を縛っていた恐れから解放されたときだと言えるかもしれませんね!
「それでも私は未来が知りたい!」という方は、こちらから未来を占うことも可能です。
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