先月、フランスで行われた年金改革法案が強制採決されたことを受け、フランス・パリでは至る所で抗議デモが行われたと報道されていました。
年金を受け取れる年齢が62歳から64歳と、2歳引き上げられてしまったことが理由のようです。
パリ市内ではごみの収集を拒否する労働者もいたようですが、これらのデモを起こしているのは、ワーキングクラス(労働階級)の人たちです。
ごみ収集場にごみが山積みとなり、そこへ放火される光景も見られました。
ごみ収集をボイコットする人たちに言えることは、その仕事に使命感はなく、ただお金を得るために働いているはずです。
恐らく、64歳まで働くことではなく、64歳までごみの収集をしている自分が想像できない、ごみの収集そのものが嫌だということではないでしょうか。
動画によると、64歳まで働くことは健康的に悪く、早死にしたくない、長生きしたい、と訴えています。
かたや、安藤忠雄さんのようにたとえ80歳を過ぎても、胆囊、胆管、十二指腸、膵臓、脾臓を全摘した後もなお、設計の仕事に情熱をもち、世界を相手に働き続ける人もいます。
「臓器を5つ摘出しても、落ちこまない。人生はこれからだ!」 80歳・安藤忠雄の超ポジティブ思考術
64歳まで働き続けることが健康に悪い、早死にすると信じているのは、フランスの労働階級の人たちであり、そう思い込んでいる限り実際にそうなっていくのでしょう。
さて、年金受給の年齢を強引に引き上げたのは、マクロン大統領です。
これは、フランスにとっては革命的な法案です。
今回はマクロン大統領の使命的な仕事について、また今起こている出来事の理由とこれからについて、インド占星術のホロスコープで見ていきたいと思います。
現在ラーフ期を過ごしているマクロン大統領ですが、2期目の任期は2027年まで。
丁度2027年から始まる木星期がマクロン大統領にとってどんな時期となるのかも読み解いていきます。
(2020文字)