出典:Livedoor News
今回は昨年4月、東京・池袋で発生した「東池袋自動車暴走死傷事故」について色々と見ていきます。
この事故の論点
高齢者が運転するプリウスが暴走し、歩行者や乗用車、ごみ収集車など次々にはね、11名の死傷者がでるという大惨事でした。先日、起訴された加害者の裁判が開かれたところで、注目されている方も多いのではないでしょうか。
この事故の論点は、加害者のヒューマンエラーによるものか、車の制御システムの異常で起こったことなのか、という部分になると思います。
加害者は当初から車の制御システム異常によるもの、とヒューマンエラーではないことを主張していますが、事故が起こる直前を捉えたドライブレコーダーの映像からは、加害者は(フレンチレストランの予約に遅れそうになることを理由に)赤信号無視を2度もしており、また車にはブレーキをかけた形跡もないことが明らかにされています。
これが事実であれば、心理学的にはこの事故は加害者の「スリップ(slip)」によって起こったヒューマンエラーということになります。
加害者の心身の問題
加害者は足が悪く、医師から車の運転を控えるようにと忠告されていたとのこと。また、メディアでも杖を突いて歩く姿が取り上げられていました。
加害者のホロスコープは、足の部位では膝に問題がある可能性が読み取れます。
ヒューマンエラーは認知機能の問題となるため、この事故は加害者の足が悪いことが直接の原因とは言えません。
身体的なことよりも、判断などの認知能力に問題がありそうです。判断とは、善悪の判断、分別という部分も含まれます。
過失を認めない理由
ブレーキの代わりにアクセルを踏み込んだのでは、という見方が強いですが、本人は否定していますね。
加害者はなぜ否定するのでしょうか。
ホロスコープから読み取れる可能性は、一つは、車が勝手に暴走したと脳が認知しているという可能性です。
縁石にぶつかった後、加害者はパニックになったそうですが、その時、脳内でイリュージョンが見えていたという可能性です。
パニック発作は、大抵ケートゥが絡みます。ケートゥは物事を正しく伝えようとせず、湾曲してみせることも得意な星です。
いくら周囲が非難しようとも、本人の脳内で車が誤動作を起こしていたと認知している限り、自分には非がないと主張を曲げることはないでしょう。
もうひとつホロスコープから読み取れるのは、過失と分かっていながら、嘘をついているという可能性です。
それはこの人が過失を認めたくないからです。
なぜ過失を認めたくないのでしょうか。それは自分の名声に傷がつくからでしょうし、責任から逃れたいこともホロスコープから読み取れます。
過失だと認めれば、責任が問われ、高い代償を払わなければならない。それを考えると、恐怖のあまり嘘をつき通そうとするのかもしれません。そういう風にも見えます。
加害者の職業と性格
加害者のウィキペディアには、職業は計量に関する研究者だったと掲載されていますね。
計量研究所において硬さ測定や形状誤差など測定・計量の研究に取り組み、計量研究所所長、工業技術院長、クボタ取締役(常務、専務、副社長)を歴任。計測の国際標準化活動にも貢献し、日本計量振興協会や計測自動制御学会では会長を、日本工学アカデミーや日本工業標準調査会では副会長を務めた。2015年秋に瑞宝重光章を受勲した。
過去、何名か研究者の方を鑑定した経験がありますが、この方のラグナはすぐにわかりました。
加害者のホロスコープからは、性格的に温厚で優しい部分も読み取れますが、マイペースで頑固な職人的気質な部分が読み取れます。
この方はかなり頑固な方なのでしょう。他者の意見が一切耳に入らないでしょうし、柔軟に物事を捉えることができない部分もありそうです。
恐らくですが、足が悪くても車を使っていた理由は、足が悪いからこそ車を足代わりに使っていたのではないでしょうか。
周囲の人もこの人の頑固な性格を知っているので、誰も止められなかったのかもしれません。
やり場のない怒り
被害者の親族の方が「できるだけ厳罰を」と望み、約39万筆もの署名を集められたそうです。
厳罰を求める心理として挙げられること、それは加害者に対する強い怒り・憤りがあるはずです。
それはご遺族の方のみならず、この事故の理不尽さを感じている人も同じ心境だと思います。
怒りの感情を収めるには、加害者が自分の過ちを認めること、そして心から被害者のご親族の方達へ謝罪することです。
有罪が決まれば、ご遺族の方の心が幾分静まるかもしれませんが・・・加害者は直ちに過ちを認め、罪を償う姿勢を見せてもらいたいものです。
この裁判の行方
被害者のご親族のホロスコープを読むことができませんので、加害者のホロスコープとマナカード・オラクルカード2種類を展開してみました。
被害者の心情、被害者のご親族の心情、それぞれ開きましたが、全く異なるカードが表れています。
被害者のご親族の心境としては、事故から時間が経過しており問題が長引いていること、加害者の態度や言い分に強いストレスを感じられているようです。ですが、この方の性格上、間違ったことや非常識なことが許せないタイプの方ですので、とことん裁判で戦う姿勢は崩さないでしょう。
加害者の立場から見た場合、あまり罪悪感というものは感じられず、もっと私の言うことに耳を傾けてほしい、もっと事故が起こったときの私の証言を理解してほしい、などと思われているでしょう。おそらく罪を軽くしてほしい、大目に見てほしいとも思われているはずです。
裁判の行方ですが、被害者の方が有利になりそうなカードが何枚か並んでいます。これまでの努力が報われるような、そんな結果になりそうです。
ですが、かなり時間がかかりそうな感じがします。今は問題が山積みで、すぐに判決は出ないという事のようです。
インド占星術では、加害者のホロスコープと運行中の惑星を重ねると、加害者にとって不利な状況であることも読み取れます。
この時期は味方についてくれる人が現れにくく、またこの方自身の常識やルールを守ることについて厳しく問われる時期になりそうだからです。
この事故に込められた意味
たとえ理不尽だと思えることにも、何かの意味があることが多いです。
被害者の方にとっては、大切なご家族を一度に二人も奪われたわけですから、今回の事故は許し難い出来事であることには違いありません。
加害者は自分の過失は認めませんが、悪意はなく、意図的ではないということは確かでしょう。
自動車運転時のヒューマンエラーを回避することは、不可能と言われています。
相手の犯してしまった間違いに、許しの気持ちを持てるかどうか・・・それが被害者のご親族の方の学びではないかと感じられます。
そして、どんな風にこの問題を対処するのかが問われており、振る舞いや言葉遣いなども含め、それらが魂の成長につながっているようです。
加害者の性格が頑固で自分の非を簡単に認めないという部分にも、意味があるように感じます。
とても難しく、困難な課題を与えられている方だと感じます。
加害者にとっての学びは、精神と物質のバランスであると出ています。
この方は研究の分野で地位や名誉を手に入れ、物質的にも恵まれてきた方だとお察しします。
ですが保身のあまり、相手を思いやる姿勢、相手に対する配慮が足りないとカードは伝えてきています。
そしてルール・規則を守ることの大切さも伝えてこられています。それが結果的に相手を尊重し、相手を思いやることにも繋がっているのです。
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