出典:Livedoor News
大阪市廃止を問う2度目の住民投票が昨日行われましたが、やはり否決が決まりましたね。
◆最終盤に急増した「反対」ー 独自データで読み解く大阪都構想住民投票「否決」のワケ
私は吉村さん人気から可決される可能性を動画で示しつつ、内心では反対していました。5年前も大阪市で反対票を投じた1人でもあります。
この結果から分かることは、この選挙は吉村さんの人気だけでは動かし様のない、もっと正当な判断が大阪市民によって下されたことになります。
結果、それで良かったのではないでしょうか^^
反対派の言い分
反対派にとっての違和感は以下でしょう。
まず、「大阪都構想」という名前。分かりにくく紛らわしいです(笑)
「大阪府が大阪都になるんじゃない」と、余計な説明も毎回しなければならないですし。論点はそこじゃないんです。
そして二重行政の廃止。これも真実味が伝わってこないです。
大阪市、大阪府のトップがいずれも同じ政党(大阪維新)である以上、何も大阪市を解体する必要はないと考えます。
二重行政の廃止で得られる経済効果より、ランニングコストの方が注目されてしまいましたね(笑)これも前回言われていたことと、あまり変わらないです。
財政効果や都構想にかかる費用(数字)が不透明であることも、不信感を与えてしまっていたでしょう。この部分も前回と同様、あまり正確に見積もっていないのではと思ってしまいます。
そして大阪市をたったの4区に分けるというのも、無理がありますよね。
西成区のような特殊な地域と、北区、中央区が一緒くたにされるのも違和感がありました。
賛成派の言い分
賛成派の意見で納得がいくものもあります。
教育費の無償化やコロナ禍の対策など、大阪維新が主導となり実現したこともあります。行政サービスが良くなるのであれば、という期待もあったようです。
否決の理由
「都構想のデメリットはない」と松井さんは言い続けていましたが・・・大阪市を解体する本来の目的については維新側からは最後まで語られず、反対派から反発を受ける結果になってしまいました。
「何としてでも叶えたい」という思いは強く伝わってきますが、どこか無理があります。
市民が納得しなければ、誰もフォローしないですよね。
マナカードで大阪の今後を占う
現状は「過去からの問題が持ち越されている」と現れています。恐らくですが、過去に生じた負債・問題などが根強く残っていることを表しています。
そして「不要なものに色々お金をかけすぎている」または「やらなくてもいいことに時間や労力を費やしている」と出てます。不要なものを抱えすぎており、もっと肩の荷を下ろしてシンプルになる必要があるようです。
未来に対するアドバイスは、「生活(経済)の基盤を整えることが先である」と出ました。経済の発展云々に余計なお金を費やす事より、余計なものを手放して出費を減らしていくことが今、大阪に必要なこととカードは伝えていますね。
こんな記事も見つけました。
◆大阪都構想関連に公金100億円超 府市13年以降に 人件費や選挙など
大阪にしかない価値
都構想は「東京のように」「東京に引けをとっている」など、何かと東京が指標になっていたようですが、東京に対して競争意識とかライバル意識を向けることがそもそも違うと思います。
東京と大阪では全く比較になりません。これは私が大阪、東京どちらにも住んだ経験があるのでそう思えます。
ですが大阪には大阪にしかない価値があります。それは「都構想」じゃなても、叶えられるはずです。
政治的な動機が競争意識、勝ち負けになると、おかしな結果になるんです。
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